女性は年齢により環境や状況が大きく変化します。
その中で未来の安心やあって良かったを提供するのが保険です。が、しかし保険は本当に必要なのでしょうか?
無駄な保険を省き、今の自分に必要なモノだけをチョイスできるように環境に合わせたフラットな目線でお届けする「保険とわたし」のコラムを開始します。
今回から、主に働く女性向け・起業者向け・ママ向け・お子様向け・母子家庭向けに 連載していく予定です。
正しい知識をつけ自分のライフスタイルと環境に合った保険を選べるようにご一緒に 考えていきましょう!
【働く女性向け】ビジョン達成を阻害する「リスク」について考える
「将来こうなりたい」
「昇進(昇格)をして更にやりがいのある仕事がしたい」
「いつかは独立(開業)をしたい」
「自分で自由に稼いで自立したい」
皆さんは将来、なりたい自分の「ビジョン」をお持ちでしょうか?その「ビジョン」を達成させるために一生懸命に仕事をしたり、勉強をしたり情報収集をしたりされていると思います。
ここでは、皆さんがなりたい自分になることを阻害する「リスク」について考えてみたいと思います。「リスク」と聞くと少し後ろ向きな印象を受けるかも知れませんが、ビジョン達成には必ず検討しておくべきことですので、一度ご一緒に考えてみましょう。
〇ビジョン達成を阻害する要因が「リスク」
「昇進(昇格)したい」「スキルアップして〇〇をしたい」「独立(起業)したい」などビジネスの上で描いておられるビジョンをお持ちだと思います。このなりたい自分のビジョンを実現させる際に障害となるのが、「リスク」です。
例えば、今回の新型コロナウィルス感染症の拡大や景気変動のように自分の力ではすべて回避することが難しい「リスク」もあれば、自分に降りかかる病気やケガなど、予防や注意すれば回避出来る「リスク」もあります。
まずはなりたい自分のビジョンを描き、そのビジョン達成を阻害する要因を洗い出して対策を考えることが「リスクマネジメント」です。このリスクマネジメントは、事業主・経営者であれば必ず考えておかなければならないことですが、人生をより豊かにするためには誰しも考えておくべきテーマではないでしょうか?
〇リスク要因をいかに減らすか?
ご自身のビジョンやそれを達成したときのことを考えることは前向きで楽しいことですし、このビジョン達成を阻害するリスクを考えることは後ろ向きでネガティブな印象があるかも知れません。ですが、このリスクを考えておくことは、ビジョン達成の確率を上げるためには必要なことです。
例えば、水害や犯罪に巻き込まれない様に住む場所や働く場所を考えることや、病気にならない様にご自身の身体に気遣ったり、定期的に人間ドックやがん検診を受診するようなことです。
すべてはご自身のビジョン達成のために、「何をして」「何をやめるか」ということを一度、考えてみて下さい。
特に健康については、すべての人に当てはまる「リスク」であり、ビジョン達成のために、よい仕事をして成果を挙げるためには心身ともに健康でなければなりません。多くのビジネスパーソンにとって健康リスクはビジョン達成を阻害する大きな要因となっています。そのためにはまずは、ご自身の心と身体のケアとメンテナンスをしっかりと意識してください。
〇リスクが発生したときに備えるのが「保険」
今まで述べてきましたとおり、ビジョン達成を阻害するリスクが発生しないことが一番であり、発生しない様に備えることが最優先ですが、万が一、発生してしまったときに生じる損失を補うのが「保険」の役割です。
「保険」と聞くとネガティブな印象を持つ方もおられるかも知れません。ですが、「保険」を「ビジョン達成を阻害するリスクに備える」と考えて頂くと、イメージやその活用法は変わると思います。
例えば将来、開業(起業)したいと思い、毎月コツコツと開業(起業)資金を積み立てている途中に病気になって、治療費や入院費用の負担が大きくなったり、働けなくなった間に収入が途絶えてしまったような場合、開業(起業)するために貯めていた資金を使うことになってしまいます。その後、復帰をして仕事を再開しても、その間に使ってしまった資金を埋めるためには、一定の期間が必要となりますので、開業(起業)するというビジョン達成が遅れることになります。
こういう時のために、リスクが発生したときに生じる損失を補うために「保険」で備えておくことに意味があります。この損失の大きさは、発生するリスクや置かれている環境によって異なりますので、どのようなリスクにどこまで備えるのか?という観点でぜひ保険を検討、または見直してみて下さい。
〇保険の機能を上手に活用する
「保険」をビジョン達成に備えるものという観点で考えて頂くと、まずは最低限必要な保障を出来るだけ安く確保することが基本になります。いわゆる「掛捨て」と呼ばれる保険商品で、満期になっても途中で止めてもお金が帰ってこないタイプのものであれば、保障に対するコスト(保険料)を抑えることが出来ます。
ですが生命保険商品の中には、満期になった際や途中で止めた場合にお金が帰ってくる積立タイプのものもあります。さらには最近では、外貨建ての商品や運用実績によって積立額が変動するタイプのものもありますので、これらを上手く活用することでリスクに対する備えと資産形成が同時に行えるものもあります。
さらに生命保険の場合は、「生命保険料控除」「介護医療保険料控除」「個人年金控除」といった制度があり、これらを活用すれば確定申告や年末調整において所得控除を受けることが出来て、所得税の還付を受けることが出来ます。
こういった機能を上手に活用することで、より効率的にリスクへの備えと資産形成が可能になります。
〇まとめ
ご自身のキャリアアップ・ステップアップというビジョンを達成させるために、何をどうするのか?という検討と同時に、それを阻害する要因は何で、どうすればその要因を減らせるか?ということを一度、考えてみて下さい。
そしてその上で、その阻害要因に備えるために保険をどう活用するのか?という様に考えて頂くと、ご自身のキャリア形成・ビジョン達成の確率がよりアップするでしょうし、より効率的な保険の活用が出来るでしょう。
重要なことは、保険の相談をする際に漠然と相談をするのではなく、明確なビジョンとそのビジョン達成を阻害する要因をはっきりと伝えて頂くと、より良いのではないでしょうか?
次回は【起業者向け】を予定しておりますので、また読んでいただければ幸いです!
保険コラム提供
株式会社FPイノベーション