第8回政治コラム

コロナ禍でのお金の制度について①

みなさんいかがお過ごしでしょうか。

三回目の緊急事態宣言が発令され、新型コロナウィルスの問題はまだまだ収まりそうにありません。コロナ時代を乗り越えていくためにも、コロナ関連の助成金、補助金をまとめていきたいと思います。

そもそも、補助金・助成金それぞれの違いやどこから予算がおりているのか皆様ご存知でしょうか?

引用 キニナルネットホームページ

補助金とは

補助金は、国や自治体の政策目標(目指す姿)に合わせて、事業者の取り組みをサポートするために資金の一部を給付するというものです。企業の経済活動に対しての補助なので経済産業省が管轄の場合が多いです。融資などとは異なりお金を返済する必要はありませんが、審査があり必ずもらえるというものではありません。また原則、補助金は後払いです。

コロナ関連の補助金は多数ありますが、代表的なものをご紹介します。

<事業再構築補助金>

なんと予算、1兆1485億円!物凄い予算規模で、大注目の補助金です。

一言で説明すると、売上の落ち込んだ事業所・事業主が起業再生の為に新しく事業を展開するというものです。例えば飲食店がアパレル事業を始める、タクシー業者が飲食の宅配サービスを始めるなど、企業の思い切った事業転換を応援する補助金です!

対象者は中小企業、中堅企業、また個人事業主(フリーランス)までと対象と幅広いです。

最近、ニトリが飲食点を始めたというニュースが話題になりましたが、もしかしたらこちら対象かもしれませんね。第一次公募は4月30日で締め切られてますが、第四次まで公募があると言われているので気になる方はお調べください。

<IT導入補助金>

従来のT導入補助金プラスしてコロナ渦の2020年、IT導入補助金にコロナ特別枠(C類型)が新設されました。2021年はそこに加えて、コロナ特別枠(D類枠)も追加され補助額も通常より高い最大450万円が支給されます。

2020年の補助金に比べるとソフトウエアの導入だけでなく、生産性を向上させるITツールも補助対象となりました。例えば、iPhone12やMacbookの最新機種も対象です!

先進国の中ではまだまだIT導入が遅れている日本。(国際経営開発研究所が発表している世界デジタル力競争ランキングでは日本は昨年度27位でした。アジアではシンガポール2位、韓国8位、台湾は11位に比べると遅れが目立ちます。)

この機会に、効率化をはかる企業や個人が増えそうですね!

総務省の統計によると、2020年度平均の完全失業率は前年度比0・6ポイント上昇の2・9%で、完全失業者数は同36万人増の198万人でした。ともに09年度以来、11年ぶりの悪化でした。

決して景気がいいとは言えない時代、国は頑張る会社や個人を後押ししてくれています。日常のテレビのニュースでは中々このような補助金に関して取り上げる時間は少ないですが、調べるとまだまだ沢山補助金はあります。リスタ女子の皆さんは、キャリアアップを目指す方、起業志望の方も多いと思います。大変な時代ですが、このような補助金を有効活用し経済活動を後押ししていきたいですね。

次回のコラムもコロナ禍でのお金の制度について②を続けて書いていきます。

参考文献;総務省、中小企業庁HP、キニナルネットHP